給付金目当ての確定申告に関する注意点

新型コロナウイルスに関連する給付金を目当てに、確定申告を行う人は一定数いるかと思われますが、一部では「給付金目当てに確定申告すると、税務調査される」といった噂が流れているようです。果たしてそれは本当なのでしょうか?

概要

新型コロナウイルスに関連する給付金といえば、「持続化給付金」や「感染拡大防止協力金」「家賃支援給付金」など、様々な種類があります。これらの給付金を支給してもらうため、確定申告を行う人は少なからずいるでしょう。

基本的に、コロナ禍で支給されている給付金を申請するには、前年度の確定申告書類が必要になります。つまり、今まで無申告だった場合でも、前年度に確定申告をしていれば書類は揃うので、給付金の申請を受けることはできるわけです。

なので、「給付金目当てに確定申告すると、税務調査される」というのは、今まで無申告だったかどうかがポイントとなります。今まで申告をしていなかったのに、給付金が出てから急に確定申告をし始めたとなれば、無申告を疑われ、税務調査の対象となるのは当然の結果なのです。税務署の職員は普段から様々な書類に目を通していますから、素人の想像以上に違和感に気づきます。「どうせバレないだろう」などという甘い考えは持たず、無申告の期間は素直に遡って申告するようにしましょう。

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